総集編: Zoom の第 1 回年次教育機関向けサミットで学んだこと

2022~2023 年度の新学期を迎えるにあたり、教育関係者はクラスルームの準備を整え、教師は今年度の新入生との交流に胸を躍らせています。 新学期の準備を進める教師を支援するため、Zoom は先日、第 1 回年次教育機関向けサミットを開催しました。このサミットでは、3,100 人以上の登録済み教育関係者、IT 専門家、管理者が集まり、コネクテッド キャンパス全体におけるユニファイド コミュニケーションの未来について議論しました。
これまでは Zoom 教育機関向けアカデミーというイベントを開催していましたが、こうしたアカデミーは大規模なユーザー トレーニングに重点を当てていました。 名称を変更した理由は、このイベントではオンラインの学校、キャンパス、または大学で Zoom プラットフォームを余すところなく活用し、アイデアを刺激したり新学期以降に続くつながりを生み出したりするために必要な、高レベルのソート リーダーシップを提供することに重点を置いているためです。
以下では、今回のイベントのポイントを一部ご紹介します。
高等教育におけるオンライン学習およびハイブリッド学習の提供
Zoom 専属の Greg Tomb 社長が、出席者に「教育の未来、そして学習を推進するための新しいツールや既存のツールの使用方法を考えてみませんか」と問いかけてサミットの参加者を歓迎したことを、とても誇らしく思っています。
Zoom でグローバル EDU CIO アドバイザーを務める Ted Brodheim が、Charles Hodges 博士および Stephanie Moore 博士と、オンライン学習やハイブリッド学習について対談しました。 Moore 博士は学校に対し、組織のレジリエンスと柔軟性を生み出す手助けとなるような、教育と技術のエコシステムの構築について考えるよう求めました。
「どのレベルの学校も、テクノロジーのことを必要なときに付け足すアドオンと捉えるのをやめる必要があります。そして教育機関の文化や習慣へテクノロジーを確実に浸透させるために、テクノロジー ツールや人材、そして専門家の育成について考え始める必要があります」- Hodges 博士談



テクノロジーを駆使してバーチャル世界で学生にインスピレーションを
このセッションでは、Video Conferencing for Global Learning でエグゼクティブ ディレクターを務める Mina Patel 氏が、Zoom の Paul Morrison と共に、最先端のコミュニケーション ソリューションとハードウェアを使って、クラスルームにイマーシブ体験をもたらすことがいかに簡単になったか説明しました。
ビデオ カンファレンスを介してデジタル フィールド トリップなどの体験やゲスト スピーカーをクラスルームへ直に組み入れることで、教師はアクセシビリティのハンディをなくし、学習者全員に豊富な学習の機会を提供することができます。

教育関係者のデジタル体験を簡素化
お分かりだと思いますが、教師は多忙を極めています。 教師の一日は始業よりもはるか前に始まり、終業のチャイムが鳴っても終わらないことがほとんどです。 このような教師にトレーニングやサポートを提供することは非常に重要ですが、教師が使用するテクノロジー ソリューションが考慮されていないことがあります。
Zoom 専属のテクニカル セールス アーキテクト、Todd Dewell と Mike Williams と共に、Zoom がどのように教師のワークフローを合理化し、学生にシングル ユーザー体験を提供するかなど、Zoom を使用した学校の LMS が機能する仕組みをまとめました。

ダイナミックなコミュニケーションで現場の安全性を強化
学校のリーダーは、このトレーニングが必要にならないことを願いつつ、いつでも緊急事態に備えています。 しかし、シンプルで綿密、かつ拡張性のあるプロセスと必要なソリューションを用意しておくことは、極めて重要です。
この情報パネルでは、Zoom 教育機関向け CSM の Dustin Ferguson、Zoom Phone 専門家の Sean Gaines、そして Singlewire で戦略イニシアチブとチャンネルのバイス プレジデントを務める Brent Kiedrowski 氏が、日々の緊急時のコミュニケーションや緊急対応に Zoom プラットフォームをどのように活用できるか解説しました。
「朝礼、午後の連絡、クラスルームと受付をつなぐ双方向インカム、予鈴 / 本鈴 / 終鈴のスケジュールなどの日常的な用途については、あらゆる形態で一度にコミュニケーションがとれる機能が非常に重要です。 一括でのコミュニケーションに同じシステムを使うメリットは、毎日使うことでシステムの実際のテストになる点です」- Singlewire、Brent Kiedrowski 氏

学生がストーリーテリングの素晴らしさを理解できるような支援
創造性と好奇心は学習の鍵で、ストーリーテリングはこうした概念への橋渡しとして理想的です。 Zoom やリモート学習の力を駆使すれば、教育関係者はクラスルームで世界を見せることができます。 世界をリアルに体験することで、学生は他の人が伝える素晴らしいストーリーを見聞きすることができます。これは、自分のストーリーを語る能力の発達にもつながります。
このダイナミック パネルではストーリーテリングの重要性を掘り下げましたが、何より重要なことは、教育関係者がいかに学生と自分自身を力付け、学習者の興味を引くストーリーで学習体験を豊かにできるかという点です。

Zoom の教育コミュニティへ参加しましょう
ここまで、年次 Zoom サミットのまとめをご紹介しました。 ご参加いただいた皆さま、そして貴重なインサイトや体験談を披露してくださったプレゼンターの皆さまに、心より感謝申し上げます。
Zoom ラーニング センターでは、教育に特化したコースを受講できるほか、Zoom プラットフォームの詳細情報をご用意しています。こうしたリソースを活用して学習を続けていただけたら幸いです。
また、Zoom 教育関係者向けコミュニティもご用意していますので、今もこれからもぜひ対話を続けてください。 このコミュニティでは、Zoom チームに質問したり、ディスカッションに参加したり、コミュニティの仲間とベスト プラクティスを交換したりすることができます。 コミュニティでお会いしましょう!