1 年後: 回顧と将来展望

最近、従業員やお客様の課題、新たなチャンス、体験など、昨年 1 年間の流れを振り返って考察しています。
Zoom の仲間たち(Zoomies)と同じ部屋で過ごすのは、ほぼ 1 年ぶりのことでした。 2020 年 3 月 3 日、ほんの数週間の措置だと考え、従業員を在宅勤務に切り替えました。 それからの 1 年間がどうなるか、誰にも予想できませんでした。 当時、Zoomies の数は 2,500 人でしたが、現在ではグローバル従業員は 4,400 人に拡大しています。
従業員のほとんどは、実際に顔を合わせたこともなければ、Zoom のオフィスに入ったこともありません。 幸いなことに、自社のプラットフォームのおかげで、私たちは 1 年間、つながりを保ち、コラボレーションを続けることができました。また、Zoom の文化は、企業が成長しても、理念の核となっていくでしょう。
世界の各地で、私たちは「ニューリアリティ」、つまり新しい現実に合わせた暮らしの構築を始めています。 日常生活における最大の変化は、人とのつながり、コミュニケーション、学習、ビジネスのあり方がすべて、パンデミックの重圧によって、大きく変化してきたことでしょう。
教育の実践
この 1 年間、教育関係者は学生のエンゲージメントを見直さなければならず、学生は自宅での教育に適応しなければなりませんでした。 学校、地区、教育機関は、安全なクラスルームでの授業再開を目指して、ハイブリッドな教育環境の整備を進めています。
昨年のちょうど今頃、弊社では、世界中の K-12、小学校、中学校に Zoom を無料提供することを決定しました。 世界 25 か国、125,000 校以上の学校がこの提案を受け入れ、Zoom を活用して教育の継続に取り組んでいます。
Zoom の成長
2019 年 12 月の時点では、1 日のミーティング参加者数のピークは 1,000 万人程度でした。 2020 年 3 月には毎日のミーティング参加者数が平均 2 億人、2020 年 4 月には平均 3 億人に達するなど、3 か月で 30 倍の成長を遂げました。 ミーティング参加者の増加は現在も続いています。
最初の頃は大変で、正直なところ、眠れない夜もありました。 振り返ってみると、チームと社内のあらゆるレベルの Zoomies が、課題に立ち向かい、行動を起こしたことを誇りに思います。 私たちは、継続的に革新に取り組み、企業だけでなく、教師、学生、医師、患者、行政機関、中小企業の経営者、家族、友人など、すべての人にとって使いやすく、安全で、信頼できるプラットフォームを作ってきました。 昨年は、エンドツーエンド暗号化、カスタマイズされたデータ ルーティング コントロールなど、ユーザーの安全性と生産性の維持に役立つさまざまな機能を導入しました。
前進
10 年ほど前に Zoom を設立したとき、私のビジョンはシンプルでした。ストレスフリーなビデオ コミュニケーション プラットフォームを作り、チームを一つにまとめるということです。 Zoom が現在のような位置付けになるとは想像もできませんでした。
まさに未曾有の状況に直面したことで、企業として、大きく飛躍してきました。 私たちはこれからも革新を続け、世界中の人々に選ばれるビデオ コミュニケーション プラットフォームを構築していきます。 そして「Delivering happiness(すべての人に幸せを届ける)」というテーマを胸に、お客様と協力しながら、取り組んでいく所存です。
昨年 1 年間は、誰もが経験したことのない年になりましたが、世界中の人々が大きな困難に直面しながらも、力を合わせて乗り越えようとする姿に感銘を受けました。 ネットワークを維持し、ビジネス、学校、医療を変革し、方向転換し、前進し続ける方法を見つけました。
また、このような状況において、弊社が重要な役割を果たしたことを誇りに感じています。 そして何よりも、懸命に取り組んでくれた Zoomies と大切なお客様に感謝したいと思います。 業務を継続し、コミュニティや同僚とのつながりを維持するための重要なコミュニケーション プラットフォームとして、Zoom を信頼し、選択していただき、ありがとうございます。