理念の実践: セキュリティとプライバシーを追求する Zoom の次のステップ

家を建てるとき鋼鉄やコンクリート、木材が必要になるように、今日のビジネスを成功させるには、いくつか必要な要素があります。 たとえば従業員の体験、顧客に強くアピールするサービス、顧客のエンゲージメント、安全なインフラストラクチャなどの要素は欠かせません。特に最後の要素は、ビジネスに一貫性を持たせ、まとめる接着剤のような働きをします。 セキュリティがなければ、ビジネスを拡張できません。このことはハイブリッド ワーク環境で特に顕著となります。
ハイブリッド ワークは、柔軟性と拡張性をもたらす一方で、複雑な IT 課題も提示するため、慎重にセキュリティを考慮しなければ対処できません。 従業員が社内オフィス、自宅、喫茶店、空港など、多様な場所で働く分、外部と接触するポイントが増えるため、IT 部門は多様な環境を保護し管理するという課題に直面しています。
解決するには、セキュリティのリーダーが、あらゆる場所、作業内容で従業員保護に役立つ戦略、つまりフレキシブルな働き方に付き物の可変性を前提とした戦略を設計する必要があります。 Zoomtopia 2022 のセキュリティとプライバシーに関するセッションでは、このような現状を踏まえ、この現状がセキュリティ戦略、データ共有、プライバシー プログラム、ソリューションの採用などに与えているインパクトについて専門家が議論しました。
加速するコラボレーションとリスク最小化について IDC と歓談
ホワイトペーパー『Securing the Real World: Accelerating Collaboration, Minimizing Risk』を物した IDC のアナリスト、Frank Dickson 氏と Christopher Rodriguez 氏が、Zoom 屈指のセキュリティ アーキテクトである John Jennedy と共にユーザー カンファレンスに参加し、同著について詳しく説明しました。
この 3 人のスピーカーは、同書の重要な論点からさらに踏み込んだ議論を展開しました。 このセッションでは、相応のセキュリティ管理の採用から暗号化の種類、人的要素の考慮まで、ハイブリッド ワーク時代のセキュリティとプライバシーの現実に向き合い、ビジネスを成功に導くために必要なことを検討しました。 Dickson 氏、Rodriguez 氏によれば、セキュリティは文脈が重要であり、文脈は人によって異なるため、組織のニーズに合わせてカスタマイズできるオプションを持つことが重要です。
データ プライバシーの実践
Zoom の Aurora Brigham(リード プロダクト マネージャー)と Glory Francke(前シニア カウンセル)が両者の Zoomtopia セッションでプライバシーの詳細について議論しました。 二人は Zoom のさまざまなイニシアティブの基本理念を取り上げ、さまざまな機能、プログラムでその理念を実践している様子について触れながら、Zoom の従業員がデータ プライバシーについて言うべきことを言うと同時に言ったことをきちんと実践している様子について説明しました。
基本理念
- プライバシーは Zoom が掲げる思いやりの価値の一部: Zoom には Zoom に託された個人情報を大切に守る義務があります。
- 透明性: Zoom は Zoom のユーザー、従業員、パートナーが Zoom でのデータ使用法を理解できるよう支援します。
- ユーザーの選択: Zoom は Zoom ユーザーが自分の個人情報を実質的に管理できるよう邁進しています。
- 設計時からのプライバシー: プライバシーとセキュリティは Zoom の製品設計の要です。そのため Zoom はソフトウェア開発プロセスの初期から、プライバシーとコンプライアンスのリスクを特定する対策を取っています。
最近リリースした機能とイニシアティブ
AuroraとGloryは、最近のデータ保護影響評価(DPIA)の成果も取り上げ、企業におけるデータ処理の実態を詳しく報告しました。 DPIA は、プライバシーのリスクを最小に抑えるための推奨事項を提示し、基本的に金融機関がデータ プライバシーと保護の戦略の基準を得、さらに向上させる上で役立ちます。 次に Aurora は、DPIA の結果を受け、新しい製品の機能と発売を通じて、設計時からのプライバシーという理念を実践している様子について説明しました。
流れを把握
皆様のデータがどこに行くのか、知りたいと思いませんか? Aurora の著名なセキュリティ アーキテクトである Russ Hearn 氏が、データの取り扱いに関するこのセッションの出席者に向けて、Zoom ソリューションを使用したデータ共有の仕組みについて説明しました。 以下はハイライトの一例です。
- データの流れ、データの行先、データセットの中身、さまざまなソリューションでの活用法。
- アーキテクチャ、ポリシー、プロセスの簡単な紹介。
- 各フローの基盤となる暗号化の種類。
お客様のビジネスの状況に対応
Zoom では、この新しく柔軟な未来に合わせて、セキュリティとプライバシーの機能を設計しました。 Zoom はお客様が従業員に適した多様なワークスタイルを柔軟に受け入れられるように、必要なツールを提供したいと考えています。 Zoom が最近リリースした Zoom Mail サービスのエンドツーエンドの暗号化(ベータ版)からエンタープライズ向けの自動更新まで、一連のセキュリティ機能は、皆様が自らのインフラストラクチャを効果的に保護するために必要なテクノロジーを選択できるように、ご用意しました。
Zoomtopia 2022 のセキュリティとプライバシーに関するセッションはすべて、Zoom のオンデマンド ライブラリーでご覧いただけます。また Zoom のセキュリティとプライバシーに関する取り組みについては、トラスト センターをご覧ください。