ウェビナーとイベント ソート リーダーシップ

振り子の終着点を占う: イベントに関する未来予測

Zoom は、60 名を超えるイベント プロフェッショナルが参加し、イベントの未来とバーチャル体験の未来予想について話し合った、twine の座談会に参加しました。
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更新日 September 30, 2022

公開日 September 21, 2022

Stopping The Pendulum: A Look Into The Future Of Events

バーチャル イベントへの追い風

パンデミックは、古くから振り子で言い表される世の趨勢を、バーチャル イベントの方向へ大きく動かしたかもしれません。しかし 2 年たってみると、あまり多くの変化は起きていません。 私たちは、この振り子が最終的に落ち着く場所の予測について、バーチャル イベントを 1、対面イベントを 10 とした 1~10 の尺度で、投票を行いました。 結果は、ハイブリッド イベント、つまりバーチャル要素を持つライブイベントの大きな需要を反映し、5.7 となりました。

twine の振り子

一部の参加者が対面でのミーティングで浪費される時間の多さを指摘したとおり、対面での体験は、長らく世のスタンダードだったとは言え、常にもっとも効率的な方法ではありませんでした。 何日にも及ぶ移動から、非生産的な基調確認のやりとりまで、より意図的に時間を使うというニーズは、対面イベントの持ついくつかのメリットを上回りました。

ほかにも次のメリットを指摘して、バーチャル イベント指向のやりとりがありました。

  • カーボン フットプリントが少ない
  • より多くのデータを提供できる
  • 物理的な場所では困難なアクセシビリティと包括性の提供に優れている

バーチャル要素は、今後も続いていくでしょう。 オンラインになったミーティングは、今後も元には戻らない模様であり、人々にも歓迎されています。

Adrian Seger 氏(Conferences That Work)

ハイブリッド支持の論証

バーチャル イベントはこのように強く支持されていますが、対面イベントも反対票より支持票が多いことから、対面イベントの失墜を示唆するものではありません。 むしろ参加者の大半は、対面でのミーティングにはメリットがあるとの考えでしたが、出席に関する選択肢があれば、出席者のメリットは大きくなるとも考えていました。 ほかの議論では、バーチャル形式を向上し、よりインタラクティブでイマーシブなコンテンツを提供し、かつすべてのイベント オーガナイザーと出席者が関わる普遍的な鉄則を定義する必要性に、重点が置かれていました。

「ハイブリッド」という用語にも、同様の曖昧さがあります。 むしろ「現代のミーティング」や修飾語を省いた「イベント」単体のほうが、好んで使用されています。参加したイベント プロフェッショナルたちには、ほかにも次のような主張がありました。

  • 「振り子など存在しません。 あるのは選択肢です。 イベントはさまざまな要素が入り交じった戦略の一部です。 デジタルと対面が混在する組み合わせが、物事を前進させるでしょう」- Rachel Stephan 氏(Snöball)
  • 「私たちは数年のうちに、対面イベントが優位の 60-40 という半々程度の状態に落ち着くでしょう。 ミーティング参加に関しては、代表がより厳選されるようになるでしょう」- Ksenija Polla, CMP 氏(ICCA)
  • 「対面の体験は、イベント当日に限られるため、体験を延長したいなら、必然的に、出席者の便宜を図るべくバーチャル体験を追加することになります。 このようなデジタル要素が欠かせないため、結局のところ、私たちが対面体験『のみ』に戻ることはないでしょう」- Merijn van Vuuren 氏(Event Mender)

従来からの脱却

イベント プランナーの課題の 1 つは、ポストパンデミック時代のオーディエンスを魅了する新しい戦略の開発です。 職場のミレニアム世代の増加とクラウドベース ツールの普及が相まって、従来の方法のインパクトは薄れているため、(潜在的)顧客がよく使うアプリを使用し、(潜在的)顧客がいる場所で、(潜在的)顧客と会う必要があります。 今日の若い世代は、従来のイベントに馴染みがないため、短時間で消化できるコンテンツ、つながるためのデジタル ネットワーキング ツールがスタンダードだと考えています。

対面イベントの出席者を増やすには、より意図的なプランニングが必須です。そのため、イベント プロフェッショナルたちは、次のような提案をしています。

  • 「イベントの参加とエンゲージメントのレベルを押し上げるには、パーソナライズされた上質な体験を提供するソリューションが肝要です」- Merijn van Buuren 氏(Event Mender)
  • 「私たちには、ネットワーキングの強化と上質な連絡先と対面で会う能力が必要です。 スタンダードな基調講演やワークショップより、独自性が高く、多くの参加者を引き付ける対面体験が必要です」- Mike Taubleb 氏(Promenade Speakers)
  • 「新型コロナウイルス感染症と共に発生する状況が、この組み合わせに重大な影響を及ぼすでしょう。 ただし、その具体的な内容は、誰にもわかりません」- Adrian Segar 氏(Conferences That Work)

オンライン コンテンツを提供するリモート イベントで得られる最大のメリットの 1 つは、データにアクセスできるため、ブースをさっとみたり出席者として登録したりするより、はるかに多くを評価できる点です。 しかし、次の言葉どおり、このプロセスは今後さらに改善する必要があり、イベント プランナーの最重要考慮事項となっています。

  • 「私たちには、バーチャルの参加者が認識する価値をもっと簡単に評価 / 記録する手段が必要です」- Mike Taubleb, Promenade Speakers
  • 「データはもっとも強力なツールの 1 つであり、パンデミック中に築き上げた新しいオーディエンスを魅了し、維持するには、イベントのオンライン要素を維持するべきであるという議論の根拠となりえます」- Ksenija Polla, CMP 氏(ICCA)

今回の座談会でもっとも重要なポイントの 1 つは、共感の重要性でした。 私たちが未だ新型コロナウイルスの甚大な影響から回復中の新時代に、オーディエンスとスタッフのニーズを理解し、両者のバランスをとるためのツールとしては、共感が非常に有効です。

Zoom Events の展望

バーチャル イベント支持は、さらに優れたテクノロジーとバーチャル イベント管理プラットフォームのニーズと同様に、私たちの議論全体を通じて顕著でした。 Zoom Events についてとイベントの未来における Zoom Events の位置付けについては、同プラットフォームの使いやすさ、多彩な機能、値ごろ感、拡張性に加え、一般オーディエンスに浸透済みである点が、参加者の間で話題となりました。

  • 「パンデミック中に進んだ Zoom の採用は、自然発生的なものでした。 結果としてバーチャル イベントが民主化し、手ごろな価格となり、アクセスしやすいものとなったのは、いたって当然の成り行きです。 WordPress のおかげでウェブサイト構築が普及したように、Zoom によってデジタル イベントは大きく普及するでしょう」- Rachel Stephan 氏(Snöball)
  • 「Zoom Events には、より広範な一般の人々にとって、バーチャル イベントをよりアクセスしやすいものにする潜在的可能性があります。この側面は、大衆への浸透に欠かせません」- Merijn van Buuren 氏(Event Mender)

私たちが前述の「鉄則」の定義に取り組むことから、イベント業界が今後も進化を続けるであろうことは、間違いありません。しかし、私たちはそれまで、バーチャル イベントをできるかぎり、魅力的かつインクルーシブで印象深いものにするべく、邁進します。 よりスマートなブレイクアウト ルームを twine for Zoom で構築し、皆様のイベント マーケティング戦略を向上させることができる方法については、今すぐ Zoom Events にお問い合わせください。

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