CEO of the International Society for Technology in Education

お子様の自宅学習を支える保護者の方向けのヒント

お子様の自宅学習を支える保護者の方向けのヒント

新型コロナウイルスの感染が拡大しているため、ここ数ヶ月間は世界中の学生が自宅学習に取り組んでいます。 一部の子供たちは、教室学習を含むハイブリッドなスケジュールに移行しているものの、自宅ですぐに取り掛かることができるオンライン学習は安全であると言えます。  

子供たちのポジティブなオンライン学習体験を後押しすることは、子どもたちが現在と未来に成功を掴むために大切です。 幸いなことに、オンライン学習とハイブリッド学習を効果的に実施するための、その効果が実証済みの戦略があります。 いくつかの重要分野に焦点を当てることが重要です。

  • 教師は、オンライン授業のための調査ベースの戦略を必ず準備する
  • 学生のための効果的な学習環境の提供
  • 学生一人ひとりのための有意義な学習プランの作成
  • すべての学習者に面倒見の良いラーニング コーチを必ず付ける

学校の指導者と教育機関は教師の準備を確実に整える責任を負いますが、パンデミックのため、保護者の方やご家族は現状、オンライン学習を成功させるための他の要素に対する責任を共有しています。

親や保護者が次のことを理解することが大切です。すなわち、オンライン学習は重要なタスクであり、調整を行う時は、ある程度の余裕を持たせておく必要があります。 スケジュール通りに進行しない可能性があります。 立てた戦略の一部が役に立たないこともあります。 新しいスキルに慣れていく上、それらを経験するのは自然なことです。

本記事では、親やその他の保護者がオンライン学習体験を成功させるためのヒントをいくつか紹介します。

効果的な学習環境を用意する 

対面式学習や、登校して教室で授業を受けに行くことは、子供の頭脳を学習モードに切り替えることを促します。 学校で過ごすことで、子供は効果的な学習を実践するために大切な行動や規範を想起します。 オンラインで学習する時は、子供が「自宅モード」から「学習モード」に移行するように促す学習ステーションを作ることが大事です。

学習ステーションとは、寝室内の机など、学業が行われる一貫したスペースを指します。 このスペースは快適で、いつでもリモート授業を受けることができ、気を散らすものが比較的少ない場所でなければなりません。 寝室内の空間が使えないまたは学習に適さない場合は、家の別の場所に学習スポットを作ることを検討してください。 ラップデスクがあればソファや椅子を学習ステーションに変えることができ、年少の子供たちならダイニングルームのテーブルの下に「学習基地」を作って作業をすることができます。  

自宅学習をしているお子様が 1 人以上いる場合は、ダイニング ルームなどの場所に共有学習ステーションを作ります。 共有スペース内では、騒音を遮断するためのマイク付きヘッドセットの購入や、夏休みの自由研究に使う展示パネルのような 3 面パーテーションをテーブルの前に置くことで、より深く集中できる学習空間を作ることを検討しましょう。

正しいテクノロジーを入手する

テクノロジー自体に関して触れると、それが学校が供与するものであれ、保護者や子供のデバイスであれ、使用準備を整えて効果的に活用することは、オンライン学習体験を成功させるのに大いに役立ちます。 

個人用デバイスをお子様と共有している場合は、設定を確認し、インストールしたアプリが適切なものであることを確認してください。 同様に、学生の個人用デバイスにペアレンタル コントロールを設定することで、オンライン登校中は特定のアプリへのアクセスを制限または拒否することができます。   

学生が学校で使用するウェブサイトの全一覧をログイン情報付きで作成します。 簡単に参照できるようにしておくと、始業時に慌てずに済みます。 Zoom を使用する授業に参加する時は、生徒にカメラをオンにするように指示し、授業への注目度を高め、学習時間注により深く集中させ、話し合いに完全に参加できるようにします。

技術的な問題が発生した時も慌てないようにしましょう。 技術的問題のトラブルシューティングをモデル化することは、重要なスキルです!

有意義な学習プランを作成する

効果的な学習環境を作った後は、学生に自分の学習経過がどのように進んでいくかを理解させることが重要です。 読みやすいスケジュールがあると、特に学生がハイブリッドなスケジュールまたはスケジュールが毎日変わる場合に役立ちます。 スケジュールの作成時に必ず子供たちを参加させ、家族にとって現実的であり、学習時間と自由時間が組み合わせてあることを確認してください。 

子供たちがパズルに取り組んだり、絵を描いたり、おやつを食べるための休憩を 1 日の中に組み込むことも重要です。 天気が良ければ、子供たちが気分転換に外で過ごしたり運動したりする時間を設けましょう。

そして、社会との交流は、子供たちの争いへの対応や感情のコントロールなどのスキルを学ぶために重要です。 子供が仲間と関係を安全に築くことができる方法を探しましょう。例えば、デジタルまたは小グループの学習チーム作り、Minecraft などのオンライン マルチプレイヤー ゲーム、テキストのみよりも会話が弾むビデオ メッセージを送信することができる Marco Polo などのアプリを使ったビデオチャットなどがあります。

デバイスの画面を見ている時間を管理する

学校と家族の時間が両方ともオンラインで行われている場合、デバイスの画面を見る時間を管理する従来のアプローチは、境界を教えるための最良の方法ではないかもしれません。 子供が何分間画面を見て過ごしたのかを気にするのではなく、子供自身がオンラインとオフラインのアクティビティの健康的なバランスを学んでいることを確認しましょう。  

例えば、様々なデジタルと物理のアクティビティを実践することの大切さについて話し合いましょう。家族で食事をするなど、大人と子供がテクノロジーを使わずに過ごす時間を指定します。夜は子供の寝室にデバイスを置かないようにしましょう。 

面倒見の良い学習コーチになる 

子供たちが「自宅モード」から「学習モード」に切り替わる時に、親と保護者もまた「親モード」から「学習コーチモード」に切り替わる必要があります。こうすることで、子供が良い学習習慣を身につけるのを助け、効果的な学習への障壁を取り除きやすくなります。 子供が抱えるすべての問題や宿題を解決するという意味ではありません

子供の学習経験の多くは、親または保護者であるあなたがとる行動や態度によって形成されていきます。 担任の教師やオンライン学習体験についての軽蔑的なコメントが子供たちの耳に入ると、ポジティブな学習体験がネガティブなものに変わるかもしれません。

以下では面倒見の良い学習コーチになるためのヒントの一部です。 

  • 子供が課題を完了するまで集中を維持できるように、視覚的なチェックリストやステッカーを使う
  • 子供にその日の目標を書かせることで、順調に学習を進める手助けをする
  • 年長の子供には、オンライン登校中はソーシャルメディアなどの集中を妨げるサービスを使用しないように伝える
  • 疑問が浮かんだらその答えを自分で調べてみるように促す
  • 学習状況について毎日子供と話す。例: 「今日はどんなことを目指して達成できた?」 「気づいたことはあった?」 「良い明日を過ごすために、今日何をする必要がある?」

生徒が使用しているアプリやプラットフォーム、技術的な問題が発生した場合の対処方法、自宅でのオンライン授業のルーティンをサポートする方法について質問がある場合は、担任の教師が回答してくれるはずです。 ですが、近年の教師は多くの業務を抱えていることを忘れないでください。 彼らの努力を認識し、理解する姿勢を示しましょう。 

最後に、あなたはチームの一員であることを留意しましょう。 サポートが必要な時は、学校のスタッフ、家族、他の親や保護者に助けを求めることをためらわないでください。

詳細情報

オンライン学習の包括的な提案とヒントを詳しく知りたい方は、ISTE と National PTA が発行する『Supporting Learning From Home: A Guide for Parents and Caregivers』をお読みください(英語版スペイン語版)。 または、ISTE と Zoom が発行するクイック レファレンス用のインフォグラフィックをダウンロードしてください(英語版スペイン語版)。

リモート学習で若い学生をサポートする方法のヒントについては、次の特別ウェビナーセッションをご覧ください。
Support Young Students with Remote Learning: Session 1
Supporting Young Students with Remote Learning: Session 2



Richard Culatta は、International Society for Technology in Education (ISTE) の CEO です。

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