客観的に見て最高の品質を提供するミーティング・通話ソリューションとは?

Zoomは、この10年間、直感的なユーザー操作で優れたオーディオとビデオを提供するため、努力を積み重ねてきました。 お客様からは、ミーティングや通話の質が優れているのでZoomを選んだと言われますが、それをどのように数値化できるのでしょうか?
この質問に分析的に答えるべく、当社は独立した第三者機関であるWainhouse Researchと協力して、Zoomの体験を他のクラウドミーティングや電話プロバイダーと比較して評価を行いました。 Wainhouseは、オーディオとビデオの品質測定に関する現在の業界標準に基づいて、ソリューションを評価する方法論を設計しました。 本調査はZoomが委託したものですが、Wainhouseの方法論や評価システムの設計には一切関与していません。
この調査は、Wainhouse Researchに対して投げかけたある質問から始まりました。どうすれば、客観的にミーティング・通話のオーディオ、ビデオ、パフォーマンスの品質を客観的に評価できるのでしょうか?
評価の重点ポイント
Wainhouse Researchは、6社のベンダーと10種類のソリューションのミーティングと電話の品質を評価しました。 2,000項目以上のテストが実施されました。

出典:2021年1月Wainhouse Research企業のミーティングと通話の品質評価レポート
企業ミーティング – ビデオ画質
VMAFスコアに重点を置いた主要なテスト:送信された(参照)ビデオファイルと受信した(処理された)ビデオファイルを比較することで、動画エンコーディングシステムの性能と有効性を評価するために構築された標準規格。 VMAFは、AIトレーニングモデルを使用して、0(悪い)から100(非常に良い)までの段階で、ユーザーが各テスト用ビデオをどのようにスコアをつけるかを予測します。

出典:2021年1月Wainhouse Research企業のミーティングと通話の品質評価レポート
このグラフは、VMAFスコア(Y軸)の平均値を示しています。3つの参照ビデオ(明度、暗度、モーション)、ベースライン(ノーマル)、5%、20%、40%、および70%のパケットロスステップ(X軸)の平均値です。
Wainhouse評価によるVMAFスコアの生データ平均:

出典:2021年1月Wainhouse Research企業のミーティングと通話の品質評価レポート
この表は、VMAFスコアグラフの平均値に一致するものです。3つの参照ビデオ(明度、暗度、モーション)、ベースライン(ノーマル)、5%、20%、40%、および70%のパケットロスステップの平均値です。
ハイライト:
- Zoomは、各プロバイダーが提供する標準的なサービスをベースに、最高のビデオ画質で測定をスタートしました。
- 20%のパケットロスでも、Zoomは「非常に良い」の範囲内でした。
- パケットロスが40%になると、他のプロバイダーは「良い」以下になりましたが、Zoomは「非常に良い」の範囲内でした。
**編集者注:この統計は正確さを期して1月13日に更新しました。
企業通話 – ノイズ抑制
Wainhouseでは、企業向け通話ソリューションのノイズ抑制性能を評価するテストも行いました。 企業のオフィス環境以外で仕事をする人が増えたことで、ノイズ抑制機能の重要性が高まっています。 ノイズ抑制能力向上に力を入れるプロバイダーが多く、この調査では各社を並べて比較しました。

出典:2021年1月Wainhouse Research企業のミーティングと通話の品質評価レポート
このテストは、エアコンがフル出力で回転しているようなヘビーなブラウンノイズの参照ファイルからスタートします。 抑制効果(使用できる場合)を有効に設定した各ソリューションを介して参照ノイズを送信し、相手(受信する)側で記録した後、記録したノイズの量を元の参照ファイルと比較して測定します。 オレンジ色の波形は、各テストで検出されたブラウンノイズを示します。フィルタリングされていないノイズファイルを上に示し、各ソリューションの記録をオリジナルのノイズファイル(グレーの波形)と比較しています。
現実のテストでは、バックグラウンドノイズ抑制によって、いかに音声が聞き取りやすくなるかに重点を置いていますが、このテストでは、効果とノイズ抑制が始動するまでの時間を理解するため、各通話プロバイダーのノイズ抑制を極限まで上げています。
以下の図は、各プロバイダーの通話サービスによる同じ参照ファイルのブラウンノイズの抑制レベルを示します。

出典:2021年1月Wainhouse Research企業のミーティングと通話の品質評価レポート
- Webex Calling – 11秒頃から音声にバックグラウンドノイズが認識できるようになり、ノイズは若干軽減されています。
- 8×8 – 最初の1秒の前からバックグラウンドノイズが認識でき、わずかに軽減されますが、12秒頃に抑制効果が高まります。
- RingCentral – やはり、最初の1秒の前からバックグラウンドノイズが認識できますが、9秒頃には抑制効果が開始されます。
- Microsoft Teams – すぐにノイズを認識し、他のプロバイダーと比較するとバックグラウンドノイズを大きく減らしますが、同じ期間中のノイズの低減量には大きなばらつきがあります。 このテストでは、Microsoftの最新のノイズ抑制テクノロジーを使用しています。
- Webex Teams – すぐにノイズを認識しますが、ノイズ抑制の一貫性は非常に優れています。
- Zoom – すぐにノイズを認識しますが、バックグラウンドノイズの削減率が最も大きく、このサンプルセットの中で最もノイズを抑えた状態を維持しています。 時間の経過とともに、さらに継続してノイズは減り続けます。
この2つの評価結果は、Wainhouse Researchが行った何千件ものテストの一部にすぎません。これらのテストは、客観的に見て、最も質の高いミーティングと通話エクスペリエンスを提供しているソリューションプロバイダーを特定するために行ったものです。
Wainhouse Researchのテスト手法の設計方法、コントロールされた変数、重みづけスコアリング、計算された回答については、1月28日に開催される素晴らしいZoomウェビナーに参加してください。 このウェビナーでは、オーディオ品質を満たす企業、システムパフォーマンスを満たす企業、主観的テストと客観的テストの比較、企業VoIPオーディオ品質など、さまざまな評価結果の概要も含まれます。
1月28日開催のウェビナー「サービス品質の重要性:Wainhouse Researchがミーティングと電話に関する最新の調査結果を語る」にご登録ください!