Zoomtopia 日本特別セッション ハイライト Vol. 1

Zoomtopia 日本特別セッション ハイライト Vol. 1

Zoomの年次ユーザーカンファレンス「Zoomtopia」の第 5 回目がグローバルで開催される中、去年に引き続き、日本のお客様に向けた「Zoomtopia 日本特別セッション」を、9 月 22 日に開催しました。今年のテーマは、「The imaginarium」。想像するという意味の「imagine」と、プラネタリウムやアクアリウムなどに使われる「arium=場所」を組み合わせた造語で、「想像する空間」を意味します。本ブログでは 3 回にわたって各セッションの内容をご紹介します。

セッション1: Zoom からのご挨拶およびZoom Japan の最新情報

Zoom Video Communications, Inc. CEO
エリック・ユアン

私たちは、2018 年に日本でのビジネスをスタートしました。当初の一桁億円の売り上げから、昨年は 20 倍以上伸びて 100 億円を越え、最も成長している国の一つとなっています。Zoom のウェブサイトへの訪問者数で最も多いのがアメリカ、次にインド、そして 3 位が日本となっています。多くのお客様がいらっしゃいますが、まだまだ成長の余地はあると確信しています。Zoom 連携アプリや Zoom Events などの日本市場へのローカリゼーションについても、行っています。例えば、6 月に買収を発表した、リアルタイム言語翻訳の Kites については、ドイツベースの企業ですが、英語だけではなく日本語やドイツ語などにも対応する予定です。

Zoom では、過去 10 年、社員全員でキラーアプリの作成に注力してきました。今後は、ビデオカンファレンスだけではなく、イベント、ウェビナー、チャット、コンタクトセンター向けソリューションなどを含めたプラットフォームを推進していきたいと考えています。将来的には、テクノロジーの視点から、リアルタイムの言語翻訳機能の追加や、更に進んで、リモートで一緒にお茶を楽しめるようなものなど、より良いエクスペリエンスを提供する考えです。

昨年のうちに、訪日したいと考えていましたが、コロナ禍ということもあり実現できませんでした。収束したら、必ず日本にまいります。 日本のお客様、パートナーの皆様のサポート及び我々に対する信頼に感謝しています。Zoomで開発している 400 以上の新機能は、みなさまからのフィードバックに基づいています。引き続き、皆様のご希望や課題について、ご意見をいただけると嬉しいです。

ZVC Japan株式会社 社長
佐賀 文宣

先ほど、昨年の Zoom Japan が 10 倍に成長したことをご報告いたしましたが、今年はさらにその 2.5 倍のスピードで成長を続けています。販売パートナー数は 300 から 600 社以上に増加、社員数は 120 名を超え、年末までに 160 名の体制を予定しています。日経コンピュータの顧客満足度調査でも、2 年連続第一位という評価をいただきました。Web会議システムの市場でのシェアも引き続き高く、最新のM M総研の情報では、昨年の 35% から 60% へと成長しています。

弊社は、「Delivering Happiness」という文化を大切にしており、長期的なゴールとして、誰もが、色々な場所で、毎日お使いいただけるようなプラットフォームとなることを目指しています。米国本社は今年で 10 周年を迎えていますが、Zoom Japanは、2019 年にオフィスを正式に開設し、今年は 3 年目を迎えています。日本でのビジネスは、ウェブ会議のサービスである Zoom Meetings が中心で、オフィスへの投資が控えられてきた昨今の状況下では、会議室向けサービスの Zoom Rooms の売り上げはそれほど伸びていませんでした。これからだんだんと皆様がオフィスに戻り始めますが、在宅勤務という選択肢も以前にも増して恒久的に活用する企業が多いため、安全にオフィスに戻りながら、在宅勤務者とも共存できるハイブリッドワークの環境整備のために、Zoom Rooms をさらに積極的にご提案してまいります。

さらに、本日が正式発表となりますが、Cloud PBX サービス「Zoom Phone」を、いよいよ日本でご提供できるようになりました。すでに一部の直販のお客様向けにはご提案しておりましたが、今回、販売パートナー様経由でも 10 月よりご購入いただけるようになります。

また、今回米国本社で発表した「Zoom Events」についても、日本語へのローカライズの上で、今後展開したいと考えております。様々な企業が、Zoom を通してこれまでイベントを開催していますが、一番のハードルとなるのが、イベント開催中ではなく、イベント前後の業務フローとなっています。例えば、事前のイベントのご案内やお支払い、キャンセルの返金処理、事後には参加いただいたお客様とのコンタクトといったプロセスを、より便利にするのがこの Zoom Events です。私たちは、顧客接点をさらに拡大し、「Zoom Video Engagement Center」と呼ぶようなさらに大きな市場への参入も検討しています。

また、パートナー制度の充実や、高度な有償サポートの準備、設計導入運用に関わるプロフェッショナルサービスの準備も進めております。様々な産業ソリューションへ組み込んでいただけるよう、ISV プログラムや開発者用 SDK やAPI の充実にも積極的に取り組んでまいります。

より多くの方にお使いいただけるインフラになればなるほど、さらにセキュリティの重要度も高まってまいりますので、最新の暗号化技術の採用に加え、エンドツーエンドの暗号化を昨年の 10 月までに実装いたしました。世界 19 カ所のデータセンターのうち 2 つは、東京と大阪にあり、日本のお客様に安全にお使いをいただけるようになっておりますし、利用するサーバーや参加者の国を制限する機能なども追加実装しています。今年の国会期間中は、私自身も霞ヶ関に何度もお伺いし、閣僚、議員、NISC / IPA などの団体の方々へ私どものセキュリティの取り組みをご説明し、ご理解をいただいています。昨年は日本の金融機関のセキュリティ標準である FISC にも対応し、現在デジタル庁が推進する ISMAP への対応も進めております。

これらのことを推進しながら以前のようなオフィスワーカーのための単なるキラーアプリケーションではなく、企業や学校、病院、地方公共団体などの団体がその先の一般消費者にもつながってサービスを提供するために必要なプラットフォームとなることを目指していきます。

セッション2: Zoom 社員一押し! Zoomの新しい機能と使い方

ZVC Japan株式会社 エンタープライズ第二営業部
アカウントエグゼクティブ 石川貴常

カスタマーサクセスマネージャー 大野満梨絵

本セッションでは、すぐに皆様の業務でご活用いただける Zoom Meetings と Zoom Chat の最新機能についてご紹介します。まず Zoom Meetings については、ミーティング空間をより効果的かつ効率的に運用する「Zoom 連携アプリ」をご紹介します。ミーティングの生産性向上に役立つ「タイマー」や「ホワイトボード」、Zoom 疲れを解消する「ウェルネスアプリケーション」との連携、懇親会やチームイベント等の空間を盛り上げるゲームとの連携など、50 種類以上のアプリケーションと連携しています。Zoom 自社の連携アプリとしては、「バーチャル背景」もご用意しています。Zoom Chat については、3 つの便利機能をご紹介します。一つ目は、チャットで繋がっているユーザーごとのステイタスが一覧で表示できる機能で、次のアクションを的確に行うための状況判断が可能です。二つ目は、自分がメンションされたメッセージだけを表示する新機能で、メッセージが多くなっても埋もれることなく対応できるようになりました。三つ目の新機能は統合された検索ウィンドウです。これまでは、チャット内のメッセージを検索するウィンドウとチャット全体を検索するウィンドウと分かれていたのですが、これを一元的にシンプルに表示できるようになっています。

加えて、大規模イベントの開催に便利な Zoom Meetings の機能をご紹介します。昨年度のZoomtopiaは、総勢 54 名の通訳者による多言語通訳によってオンラインで実現しました。その際に、Zoom Chat での通訳者専用チャネルの作成や通訳者ビューをはじめとした「言語通訳機能」を活用することにより、世界に向けてのバーチャルイベントを成功させました。ミーティングの会話をリアルタイムで字幕表示する「ライブ文字起こし機能」も、今年の 2 月に無償ユーザー向けアカウントに提供開始しました。現在は英語のみ対応しています。来年には「リアルタイム自動翻訳機能」もリリース予定です。さらに、イベント開催のオールインワンプラットフォームである「Zoom Events」を今年春に発表しました。専用プラットフォームを使い、複数のセッションを含むサミット形式のイベント体験を提供することが可能で、セキュリティ対策も万全です。現在は英語版のみ利用可能です。

セッション3: さまざまなシーンに溶け込むZoom ビジネスの最新動向とそのNext Level

ZVC Japan株式会社 エンタープライズ第二営業部
アカウントエグゼクティブ 溝口康之

アカウントエグゼクティブ ロジャース茉莉花

ビジネスの世界において、コミュニケーションは、情報の交換や共有に加えて、人間関係を円滑にし、親近感・安心感・一体感を醸成するという意味でも大切です。より良いコミュニケーションを行うため、リモートコミュニケーションに世界においても、言葉以外の声色や仕草、表情といったノンバーバルな要素は、非常に重要です。Zoom のサービスを使用すれば、バーバル・ノンバーバルの両方を取り入れた一体感のあるリモートコミュニケションを実現することができます。本セッションでは、「さまざまなシーンに溶け込む Zoom」として、Zoom の活用によって進化する日常の様々なコミュニケーションの具体例をご紹介いたしました。

Zoomの最新の活用事例については、こちらのウェブサイトより常時ご確認いただけます。

セッション4: Zoom Roomsで実現するコミュニケーション空間のハイブリッド化

ZVC Japan株式会社

Zoom Roomsスペシャリスト 谷健次

コロナパンデミックの収束によって、オフィスに戻りつつあるお客様も多くいらっしゃいます。その中で、Zoom Rooms は、リモートワークとオフィス勤務の両立を行うハイブリッド型のコミュニケーションを実現します。Zoom専用のアプライアンス製品は、多様なコミュニケーションの場にフィットする豊富なラインナップで販売されており、必ずお客様のシチュエーションにあった機材をご選択いただけます。本日は、Zoom Rooms を活用して、ハイブリッドなオフィスを実現したお客様の活用例をご紹介します。

  • ハイブリッドなオフィス例(1)

レイアウトチェンジが頻繁に変わる会議室のため、テーブルにマイクを置かず、天井にビームフォーミングマイクを設置。どこで発言されても、しっかり音声をキャッチ。

  • ハイブリッドなオフィス例(2)

バーチャルオフィスで、本店と支店などのオフィス間を常時接続。Zoom の画質の良さを利用し、ほぼ等身大で表示可能に。

  • ハイブリッドオフィスのファシリティ機能

デジタルサイネージ、ホットデスク、会議室予約ディズプレイ、バーチャル受付など、新しいオフィスの機能をZoom Roomsソリューションで提供。

  • コミュニケーション空間のハイブリッド化「Zoom Rooms Smart Gallery」

会議室の映像をそのままに、別ストリームで個別の話者の画像も表示し、ハイブリッドコラボレーションの質の向上をはかる。

その他、Zoom Rooms についての最新情報は、こちらよりご確認ください。

セッション5: 外部サービスやアプリケーションとの連携による新たな可能性

コミュニケーションプラットフォームとして進化するZoom

ZVC Japan株式会社

ISVビジネスディベロップメントマネージャー 佐野健

ここまでのセッションでは、Zoom の製品を中心にお話をしてきましたが、それを支えるのが、 Zoom プラットフォームです。このプラットフォームは、弊社だけではなく、外部のパートナー様やお客様もご活用いただくことができます。先週ちょうど、Facebook の Oculus と連携し、Zoomのホワイトボード機能の提供を発表しました。このような様々な連携のためにZoomが提供するデベロッパー向けのプラットフォームについて、5 つのパートに分けてご紹介します。

Zoom Video SDK

フリーカスタマイザブル SDK として、昨年の Zoomtopia で発表しました。Zoomの高品質なビデオストリームと音声を用いて、アプリケーションベンダー様が自社のアプリやウェブサイトにフルカスタマイズして組み込むことが可能なビデオベースエクスペリエンスとなっています。本年新たに、React. JS というフレームワークに対応し、より開発者の皆様にとっては使い勝手のいいものに進化しています。

Zoom API

プラットフォームの基盤となる機能で、Zoom ウェブポータルで提供している様々な機能を、プログラムで自動化可能です。例えば、ユーザーの管理について、追加や削除の通知を Web フックで受け取ったり、Zoom のダッシュボードを自社の運用に合わせてカスタマイズしたりすることができます。

Zoom App Marketplace

Microsoft Teams、Slack、Google カレンダーなど 1,500 以上のサードパーティーアプリが登録されているマーケットプレイスです。日本のアプリも多数公開しています。

Zoom 連携アプリ(Zoom Apps)

サードパーティーのアプリケーションや、Zoom が開発したバーチャル背景など、多様なアプリケーションに連携しています。

Zoom Meeting SDK

例として、米国の Let’s Talk Initiative という弊社のパートナー様が開発されたミーティング SDK を用いた Zoom と連携するアプリケーションをご紹介します。緊急の医療現場においては、患者さんの状態をモニタリングする機械との連携が不可欠です。ワンボタンでそのようなバイタル装置とZoom Meetings を、SDK を通じて連携しています。


この記事をシェアする